【旅レポ】長崎ちゃんぽんの名店「四海樓」へ。華僑たちの100年物語をこの身で感じよう!
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どうも、ローカルライターの片岡(@KT_Okey)です。
母と、博多〜長崎間を旅行していました。書いていきますぞ〜。
長崎のグルメといえば…?
その一つには必ず、ちゃんぽんが挙がるでしょう。
その長崎ちゃんぽんの名店と言えばこの店…。ご紹介しましょう!
長崎の港にそびえ立つ「四海樓」(しかいろう)だ!
知る人ぞ知る、このお店…。
そう!ここが、長崎ちゃんぽんの発祥となったお店なのです。
建物がすごい!
まずびっくりするのはこの建物。
↑ レ、レストラン???博物館のような大きさです。
2000年に改修し、リニューアルオープンしたのがこの店舗。
中華料理店というイメージを持たせつつ、いかに周囲の景観と馴染むかを考慮して作られたそうです。
中にはミュージアムやお土産やさんが併設してあり、レストランとは思えないくらいの大きさ。
設計・外装に目を向けると非常に細やかに作られています。(参照はこちら)
実際にいただいてみました。
↑ 長崎湾が見通せる、好立地に四海樓はあります。
この時は火曜日のお昼でしたが、かなりの混雑具合!
仕事休憩のお昼ご飯に来る人、観光客、敬老会の団体かな?いろんな方が来ていました。
あと、観光客の中には意外とアジア圏から来たような人が多かったですねぇ。
まずはビールで乾杯!
キリン一番搾り「長崎づくり」は香りがいいですね。和・洋・中満遍なく集う、長崎に合う味ですね。
さて、こちらがお目当ての長崎ちゃんぽんです。どどんっ!
これで972円なり。有名店なので1000円越えは覚悟していましたが…。思ったより安くて驚き。
見た目は、炒めた卵が糸状になっている、錦糸卵が特徴的。
野菜は炒めてあり、香ばしい香りがしますねぇ。
対してスープがあっさりとしています。何度も口にしてしまう味だった…。
「あともう一口!もう終わり…
いやあともう一口!」
こんな気持ちになってしまうスープ。
麺は中太麺。思いのほか量が多いですね。
柔らかすぎない、弾力があります。
母は、蓋つきのちゃんぽんを注文。
こちらは若干量が少ないので、食が細い方はこちらの「蓋つきちゃんぽん」を頼むといいですよ。
僕みたく多めに食べたい方は「(蓋なしの、普通の)ちゃんぽん」を頼みましょう。
しつこいくらいに、最後までスープを頂きました。完食なり。
「ちゃんぽん」誕生、きっかけは来日した苦学生への思いから。
【写真参照】四海樓の沿革 | 中華料理 四海樓 (中央が四海樓の創業者「陳平順」さん)
さて、この四海樓が「長崎ちゃんぽんの先駆け」ということを述べました。
この長崎の地でちゃんぽんがなぜ生まれたのでしょうか?
もともと長崎には多くの中国人(いわゆる"華僑")が住んでいました。
江戸時代から唯一の貿易港として出島があったからです。
明治25年、当時の日本は経済成長期にある中、
「日本・長崎で一旗上げるぞ!」と行き込んで来日したのが、
四海樓の創業者・陳平準さん。19歳のことです。
彼が来日してから日清戦争に突入したこともあり、風評被害に悩まされることもありましたが、当時の華僑の人々には珍しい「反物販売」で資本金を貯めたのち、
当時、中国から渡る留学生の食事事情はたいそう悪かったとのこと。
そこで「安く、たくさん、栄養も取れる食事を提供したい」と思い、陳平準さんが
作ったのが「ちゃんぽん」だったのでした__。
お家でもつくれちゃいます。
四海樓のちゃんぽんは、通販でも販売しています。ぜひ長崎の味をどうぞ〜。
また、行きますぞ〜!
四海樓の情報はこちら。
・営業時間
11:30~15:00 17:00~21:00
(年中無休)
・HP
・住所