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【アイヌ】札幌駅地下に「ミナパ」がオープン!どんな場所かレポートします


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ミナパについて解説


どうも、片岡(@KT_Okey)です。

札幌駅の地下に、あたらしいスペースが開かれました。

 

アイヌ文化の空間「Minapa(ミナパ)」が開場!

2019年3月21日、市営地下鉄さっぽろ駅(JR札幌駅の地下)にてアイヌ文化を発信する場所が誕生。当日の11時にお披露目されました。

 

札幌市は21日、アイヌ民族の歴史や文化に親しむ広場アイヌ文化を発信する空間」(愛称ミナパ)を市営地下鉄南北線さっぽろ駅構内に開設した。オープニングセレモニーでは、高さ2・5メートルの木彫りのシマフクロウがお披露目された。

 ミナパは長さ42メートル、幅7・6メートル。アイヌ文化や工芸品、道内のアイヌ関連施設を紹介するタッチパネル、アイヌ民族の伝統的な暮らしの映像を映し出すテーブルなどを備える。柱には木材を貼り付け、森林の雰囲気を再現した。

 

https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190321001776_commL.jpg

 

 愛称のミナパはアイヌ語で「大勢が笑う」の意味。札幌アイヌ協会の阿部一司会長は「市民や海外の人にアイヌのことを分かってもらいたい」と述べた。

【参照記事】笑顔広がる共生の場に さっぽろ駅にアイヌ文化空間「ミナパ」:どうしん電子版(北海道新聞)

 

2015年から約4年にわたり、地下設備の改良と並行して整備されました。

筆者の私もさっそく足を運びましたが、とてもコンセプトの通った空間です。

広々とした間取りなので、居心地がよいと実感。 展示品にもエネルギーを感じます。

 

どんな場所かを伝えると同時に、どんな人が作品を創ったりどのような文化背景があるか分かると、もっと面白いのではないでしょうか?

 

少しでも、文化を理解してみるきっかけになると嬉しい限りです。(もちろん私もコツコツと勉強せねばですね…!)

 

空間コンセプト:文化への理解と、各施設の情報発信

 

ミナパの広場

この空間は札幌市のアイヌ施策推進計画をもとに、

 ・アイヌ民族の歴史・文化に対する理解する場づくり

 ・道内各地の、アイヌ文化施設について情報発信

 

をめざしたとのこと。

さっぽろの中心部に、ハブとなる場所ができたのはプラスですね。

 

椅子など配置しているモノの数も抑えており、あまり混雑しない感じ。

空間にゆとりがあるので、両端に歩行者はいるものの快適な気がします。

 

よく見ると、天井にも文様がありますね。

 

みどころ:広々とした空間に広がる、展示とスクリーンの数々!

ミナパでは映像・展示品を通して

 

①高さ約2m・幅約3.8mの大型シアター

【※画像はいいのが撮れなかったので再掲します】 

 

 

 

②手を動かして進める!テーブル上の解説パネル

ミナパ/解説スクリーン

 

座るスペース2箇所に、解説用のスクリーンが映し出されているのですが…

なんと自分の手で、 操作ができるんですよ。

 

ぐるぐると手を回すと… 画面が切り替わる!

ミナパ/スクリーンの使い方

こんな風に当時の様子が伺い知ることができるのですね。

 

③伝統芸術家・貝澤 徹 氏らによる展示品

こちらの、カムイ(シマフクロウ)は貝澤徹(かいざわ・とおる)さんの作品。3代にわたる芸術家の家系です。

貝澤徹「コタンコ・カムイ(シマフクロウの神)」 

 

 

このほかにも展示の数々が。

ミナパ/下倉洋之「ケニ・トゥク」

ミナパ/貝澤幸司「ぬし」

 

ミナパ/荒木繁「チュク・レラ」



以上、簡略ですがさっぽろ駅地下の「ミナパ」についてレポートでした。

また追記します!

 

 

【詳細情報】開場時間や場所など

・所在地:市営地下鉄南北線さっぽろ駅」構内

 (北改札と南改札の間)

 ※参照:Google マップ

 

・開場時間:24時間

 (シアターや演出、タッチパネルは9時〜22時の間のみ)