【奥尻島】彫刻家・流政之が遺した場所…「北追岬公園」を歩いてみよう
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奥尻島を訪ねる、まだまだ続きます。
この会では、北海道と縁の深い芸術家であり、2018年7月に逝去した彫刻家
流 政之(ながれ まさゆき)氏にゆかりのある「北追岬公園」を訪ねました。
(前回)
実は知らないうちに見ている?札幌市内にたくさんある流政之の作品
北海道観光でまず足を運ぶであろう札幌駅。
この周辺にはたくさんのオブジェがあるのですが…
(例えば、札幌駅南口前「TERMINUS(テルミヌス)」スターバックスの横)…
実は、流さんが製作した彫刻なんです。
流氏は1978年に来道。
旭川市の有名家具メーカー"カンディハウス"の長原 實(ながはら みのる、1935~2015)氏と親交が深く、この出会いをきっかけに奥尻島や函館の大沼公園などで彫刻公園のプロデュースを実現させたのでした。
(参照)
この北追岬の公園も、流氏が監修して整備した場所なんです。
少し、公園内に入ってみましょう。
5つの作品を目指して歩く「北追岬公園」
時刻は17:40分、夕暮れ時です。
入り口から歩いて3分ほど、最初の彫刻が見えてきました。
①彫刻「北追岬」
逆光になったので、夕日を背に撮影…
②はぐれ鳥
丘上にある彫刻「回天が原」と、夕焼け
④彫刻「防人」と「流政之の墓碑」
奥側にある彫刻「防人」
手前の石碑には流氏の名前が彫られているのですが、流氏の墓碑とのこと。
(実際に埋葬されているかは不明)
⑤彫刻「神威流」(かむいる)
神威(かむい)は、アイヌ語で神格を持つ霊をさす言葉。
この公園のすぐ近くに「神威脇(かむいわき)」という地があり、
戦後、樺太から逃れた人々が住み着いたという記録が残っています。
財産も失った彼らの生活は過酷を極めた……。
彫刻は、樺太の戦没者や逃れた人々への哀悼の意、望郷の思いを表現したものとされます。
(前回の続き…)
— ウォーリーさん🗾地方のことを書く (@KT_OKey) 2018年8月25日
奥尻町のホテル近くの「北追岬公園(兼キャンプ場)」で撮影した写真。
故・流 政之(ながれ まさゆき)氏の彫刻が立ち並び、小一時間歩くもよし。
落日燦々、煌めく星々…風情あり自然香る、憧れの場所だ。 pic.twitter.com/gxgcFYSyWz
詳細情報
奥尻港より車で40分 (29km)