【第一回】北海道日本ハムのドラフト1位予想と、指名方針をシミュレートしてみたぞ!
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どうも、北海道出身、いまは高知に住んでいる 片岡(@KT_Okey)です。
北海道出身の私は、北海道日本ハムファン歴を10年を数えています。
これまで以下の記事を書くくらいには、深く応援して来ました。(一応…)
・異例の監督就任から5年「人を育てる名将」栗山英樹監督の凄さとは。
・"惜しい天才"から卒業。西川遥輝は「2021年侍ジャパンの一番打者」になる逸材。
・【コラム】日本ハム・大田泰示がこれから7年活躍する、これだけの理由
今回は、北海道日本ハムファイターズの2017ドラフト1指名予想と1位候補12名一覧についてガチンコで書いていきます。
※はろーぐっばいさんのブログに触発されて…!いいきっかけをもらいました。
それでは、どうぞ!
【前提】「中田翔、大谷翔平」の二本柱がいなくなる前提のチーム作り
2017年の布陣は以下の通りである。
野手(ベストオーダー)、投手(ベストローテーション、並びにベストブルペン)
を参照していただきたい。
【2017 北海道日本ハム ベストオーダー(DH有)】
*"赤色"は補強ポイントを指す
打順 ポジション 名前
1 中 西川 遥輝 25歳 (杉谷 拳士 26歳)
2 右 松本 剛 24歳 (谷口 雄也 26歳、淺間 大基 21歳)
3 DH 近藤 健介 24歳 or 大谷 翔平 23歳
4 一 中田 翔 28歳
5 三 レアード 30歳 (横尾 俊建 24歳、高濱 裕仁 21歳)
6 二 田中 賢介 36歳 or 石井 一成 23歳 (渡邊 諒 22歳)
7 左 大田 泰示 (27歳、巨人より移籍)
or ドレイク (27歳、新加入)
8 捕 大野 奨太 30歳 or 市川 友也 32歳
or黒羽根 利規 (30歳、横浜より移籍)
(清水 優心 21歳)
9 遊 中島 卓也 26歳 (太田 賢吾 21歳、飯山裕志 39歳、引退)
大雑把にポジションを分けたが、優先すべき補強ポイントは以下の通り。
① "1〜2年以内に「大谷翔平」「中田翔」の二人は100%移籍する"というシナリオ
=10年はレギュラーを張れる身体能力や耐久性のある選手
②40歳に近づく田中賢介の後釜。
:キャプテンシーを取り、場面に応じたプレーが可能な選手 (ただしこの枠は石井一成が入っており、優先度は低くなる)
③故障者の多い若手野手に割って入る身体能力の高い内野手(外野手)
:今年だけでも近藤健介、杉谷拳士、谷口雄也、淺間大基がケガで長期欠場。どの選手も素晴らしいパフォーマンスを出せるものの、安定して出場できる保証はない。
*特に近藤健介は、24歳にして打率3割以上*1を記録でき、右翼・三塁が可能だが、膝や腰にケガ歴を持つ。
日本ハムの野手陣は平均年齢が若く、25歳前後が多い。
主力の年齢は25~30の間で想定している。
30を過ぎて、パフォーマンスが落ちる選手については放出する傾向と予想。
(例えば昨年、巨人に移籍した陽岱鋼は今年で30歳。怪我に弱くなっていた)
【2017 投手陣 ベストローテーション】
● 先発投手 A班
1 大谷 翔平 (24歳)
2 有原 航平 (25歳)
3 高梨 裕稔 (26歳)
● 先発投手 B班
4 メンドーサ (9月、阪神に移籍)
5 加藤 貴之 (25歳、左)
6 上沢 直之 (24歳)
*先発投手 次点
浦野 博司 (28歳) 上原 健太 (24歳)
吉田 佑樹 (24歳) 杉浦稔大 (25歳、ヤクルトより移籍)
高良 一輝 (23歳、新加入)
斎藤 佑樹 (29歳)
足腰の強い、馬力のある投手が増えてきた。
有原・高梨と二年連続で新人王の先発が順調に育ち、一年間投げられているのも良い。
それでもやはり大谷は圧倒的な存在であることは間違いない。
彼らを軸に2~3年後のローテーションを作り上げたいところであり、
「ドラフト1位の状況次第では最優先ポイント」になる。
年齢も23~25歳の選手が多く、3~4年後に旬を迎えるはず。
投手先発の補強ポイントは以下の通り。
①大谷翔平に次ぐ、2〜3年後の主力投手
:野手①の次に高い優先度。有原、高梨、加藤、上沢が育っているのは大きいが、喫緊のポイントであることは変わりなし。いい選手がいるに越したことはない。
②耐久性の高い先発投手
:浦野、斎藤の技巧派2投手がこの先長く活躍する可能性は高くはない。
(特に斎藤は左股関節と右肩の怪我がなければ即にエースだったのだが…非常に惜しい)
怪我への耐久性が高い投手が居れば獲得したい。
【2017 投手陣 ベストブルペン】
● リリーフ A班
宮西 尚生 (32歳、左エース)
谷元 圭介 (32歳 右エース、中日に移籍)
マーティン (31歳、クローザー)
増井 浩俊 (33歳、クローザー)
● リリーフ B班
鍵谷 陽平 (27歳、谷元の次点)
村田 透 (32歳、新加入)
田中 豊樹 (24歳)
石川 直也 (21歳)
公文 克彦 (25歳 左、宮西の次点)
白村 明弘 (25歳、増井、マーティンの次点)
*リリーフ 次点
井口 和朋 (24歳、ロングリリーフ)
玉井 大翔 (25歳、負け試合)
石井 裕也 (37歳、左) _堀 瑞樹 (19歳 左、2016ドラ1)
リリーフA班は再建期へと入った。
まず、谷元が惜しまれながらも中日に移籍。
宮西・増井に次ぐ選手を見据えて、鍵谷・石川直・公文の三選手が登板機会を増やしている。
その他のリリーフB班が上がってきて欲しいところだが、A班に上がれるのはまだ鍵谷・公文くらい。
特にクローザー候補・白村が伸び悩み傾向に。
リリーフ陣の補強ポイントは以下の通り。
① 天性の速球を持つ、クローザー向きの投手
谷元が移籍したのに加え、かつての守護神・武田久が退団。
増井浩俊、クリス・マーティンも5年後に退団している可能性もあるだけに、早めに力のある速球を投げられる投手が欲しいところ。
(白村の飛躍に期待したいものの…新戦力が出るかどっちが早いか?)
②やっぱり少ない、左投手
左腕がやや不足気味だが、昨年のドラフト・トレードで解消に傾く可能性が。
左の石井裕也も先は短いものの、公文(25歳)と堀 瑞樹(19歳)があとを継ぎそうだ。
もう一人、目ぼしい選手が居れば取る可能性もあるが優先度はやや低い。
③変則型の投手
ここ数年の日本ハムにはサイドスロー、アンダースローの投手が少ない。
過去の投手も含めて挙げるなら、
左腕で毎年50試合投げる現役「宮西尚生」のような"懐刀"のような存在がいない。
無理にとは言わないが、埼玉西武・牧田和久のような選手がどれだけ心強いか…
以上から、優先ポイントを順位付けすると、
①大谷・中田に続く主砲の獲得
②大谷に次ぐ、馬力のある先発獲得
③増井・マーティンの後継となりうる速球派投手
④身体能力の高い内野手(もしくは外野手)
⑤怪我への耐性がある先発型投手
と予想。①は最優先で獲得したいところだが、一位をハズした場合は②もしくは③にシフトすると予想を立てる。
私のドラフト一位予想
*参考に、今年のドラフト一位候補をリストアップする。
【高校】
_投手_
①石川 翔 (青藍泰斗*2 178cm 81kg
:最速151km右腕。柔らかなフォームを持ち、12球団マーク中。
_捕手_
②中村 奨成 (広陵) 181cm 76kg
:2017夏に6本塁打の新記録、二塁送球 平均1.9秒。夏の甲子園準優勝の大黒柱。
_内野手_
③清宮 幸太郎 (早稲田実) 184cm 100kg 一塁手
:高校通算111本塁打、柔剛兼備の打撃で中学時代から注目され続けた逸材。
唯一、特Aランクの評価をするなら彼だけ
:通算65HR、清宮に並ぶ長距離砲かつ三塁本職という希少性
_外野手_
⑤増田 珠 (横浜) 181cm 83kg 中堅手
:三振が少なく、横浜大会5HRを記録。木バットへの順応性も高い
【大学】
_投手_
⑥東 克樹 (立命館大) 170cm 78kg
:左腕、小柄ながらも最速152kmを投じる馬力、制球・投球テンポ良し。
⑦草場 亮太 (九州産大) 183cm 75kg
:最速152km、 出処の見づらいフォームから緩急を使える先発型。
⑧馬場 皐輔 (仙台大) 180cm 90kg
:仙台六大学で無双状態、大学4年次で最速155kmまで成長。
【社会人】
⑨田嶋 大樹 (JR東日本) 182cm 75kg 21歳
:2017年No.1左腕、肩関節が柔らかく鋭い腕の振り。既にドラフト1位に数球団が挙げる
⑩鈴木 博志 (ヤマハ) 181cm 90kg 21歳
:最速156km 平均146~150kmと今年一番のパワー型。
11 鈴木 康平 (日立製作所) 186cm 78kg 24歳
:最速151kmの速球・変化球どちらにも長ける。長身の先発型として評価。
12 西村 天裕 (NTT東日本) 176cm 92kg 24歳
:大学時代に154kmを記録した先発型。全治6ヶ月の怪我から復帰し152kmまで復調。
だいたい想定が付くであろうが、①大谷・中田に続く主砲の獲得を優先であるから、
中田翔・大谷翔平は近い未来に移籍することは十二分にある未来であり、
彼らに次ぐスラッガーは彼しか居ない。
また、確定リソースではないもの、栗山監督も清宮選手を熱望する。
8月21日のスカウト会議でも(栗山監督は)「俺は欲しい。誰が見てもすごい。王さんの55本塁打を超えるのか、一野球人として、一野球ファンとして見ている。そういう話をスカウトのみんなとしている。俺は間違いなく打つと思っている」と熱弁。
清宮の望む将来的メジャー移籍については今オフの大谷ポスティングの動きを見るまでもなく12球団で最も理解のある球団で、これは大きなセールスポイントだ。
加えて、清宮選手は「将来のメジャーリーグ移籍」を目指している。
ダルビッシュ有、田中賢介、岡島秀樹らメジャーリーガーを輩出した日本ハムフロントならメジャーリーガー・清宮の絵を描けるはずだ。
【理由】数年前のドラフトから清宮獲得の布石を打っていた?
日本ハムフロントは、ずっと清宮選手獲得を目指していた根拠…。
2015、2016年のドラフトで「大砲候補」を合計3人獲得している点だ。
2015年:
6位 横尾 俊建 (日大三→慶大、三塁・一塁)
2016年:
9位 今井 順之助 (三重・中京、一塁) *5
いずれもアマチュア時代の実績は十分、立派な体つきの選手たちだ。
「中田と大谷が抜けた次のホームランバッターは…?」
「もし、2017年のドラフトで清宮君を外したら…?」
今年2017年のドラフトに向けて、クジをハズした際のリカバリーもしている。
今年は清宮選手の指名でほぼ間違いない。
【予想】…となると、ハズレ一位以降は…?
ということは、既に清宮選手をハズしてしまった場合も想定内に収まるように想定しているに違いない。
では仮に、清宮選手を引き当てることができなかったら、どのようなドラフト指名となっていくだろうか…?
続きは次回で記述したい。
【いったんの、まとめ】ドラフト一位で清宮よ…来たれ!
ドラフト一位は「その年でいちばん良い選手を獲る」と、10年以上にわたって一貫した方針を続けてきた北海道日本ハム。
仮にその選手が来ることがなくても、的確で質の高いドラフト指名を毎年のように続けている。
そして最後に"隠し玉"とも呼ばれるサプライズかつ素晴らしいドラフトを展開してきた。
今年もそんなドラフトに期待しつつ、ふたたび日本一になるための選手たちが来ることを期待したい。
では、また次回に!
【次回はこちら】
【参照書籍はこちら。】