【道外で道産子同士、出会ったら】ゲスブロガーあんちゃさんに突撃してみた。
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「わたしのブログが始まったのは、北海道への帰り路だった__」
"20代の人々に殻を破ってほしい"というメッセージを込めたブログ
「まじまじぱーてぃー」の作者、二上 杏奈さん。
彼女は今年2月に、"クソマジメゲスブロガー"という肩書きで彗星のごとく現れ、瞬く間に月30万PV読まれるまでに伸ばした。僕は"天と地の差"を感じてしまった。
しかし、彼女もまた道産子である。なぁんだ!おなじ仲間じゃないか。
親しみを込めて"あんちゃさん"と呼ばせていただこう。
彼女は"真面目"と"ゲス"という二つの切り口で世論に切り込んでいる。
そうして自ら新たな働き方や自信を持つことを提唱している。
そんな彼女は就職を機に上京しており、筆者もまた大学進学で一度上京している。
彼女が上京したきっかけは?今の道を選んだキッカケは…?
そんな道産子の先輩に、原点を聞いてみました。
No.1 二上 杏奈 (あんちゃ)さん
クソマジメゲスブロガー。
月間30万人に読まれるブログ《まじまじぱーてぃー》運営&恋愛メディア《らぶまじぱ》編集長。
会社を辞めてプロブロガーになりました。下ネタとマジメな話を語るのが大好きです。性欲はあんまりありません。
- ・北海道時代〜上京に至るまで
- ・就職を機に上京。"私は東京で消耗していた?"
- ・成田空港で始めたブログは、みるみる成長。"見切り発車"で退職。
- ・2,3年後は誰にもわからない。だからこそ…
- ※おまけトーーク、してみました。
- 【インタビューを終えて】
・北海道時代〜上京に至るまで
【ウォーリー】
出身は札幌市だと伺いました。僕が「あれ?この人、札幌出身なんだ…?*1」と思ったのは「洞爺湖の記事」を書いていたあたりだったかなぁと…
↑ 参照記事はこちら。「マジか!」となったのは言うまでもなかったw
【あんちゃ】
もともとは中央区に住んでいて、2年前に上京してくる前に実家も洞爺湖町に引っ越したよ。
で、引っ越した理由は、親が"田舎暮らしをしたかった"というのがキッカケだったね。
_ブログの中でもちょこちょこ、お母様が出てらっしゃいましたよね。
上京するのも、2年間勤めた会社を退職するのも、お母様の影響はありましたか?
【あんちゃ】
あ〜…。けど、お母さん(の影響)はそんなになかったなぁ。
私が東京に出てきて、二年間働いてみて、自分の中で考えた事だったかな。
お父さん含めて、親の影響はそんなに無かったな。
(このとき僕は、あんちゃさんは"強固な意志と、独立心を持っている人"だなぁと実感しました。北海道の外へ出て行く人はたくましい!)
【ウォーリー】
_大学時代はどんな専攻だったんですか?
【あんちゃ】
企業法や会社法を勉強する学部にいたね。仕事する上で役に立ったかどうかと言うと、「う〜ん…あんまり」という感じだけども(笑)
実際、仕事で法律を使うことはなかったよ。
_なるほど、じゃあ当時はそのまま就職活動していたってことですか?
たとえ札幌に留まるにせよ、東京に出るにせよ…。
【あんちゃ】
うん、当時は就職することしか考えてなかったな。周りも就職活動するから、当たり前のように思っていてあんまり疑問は抱かなかった。
でも就職するんだったら、「人生で一度は東京に出てみたい」って思っていた。だから東京の会社に絞ってたよ。
あと「これからはIT系のスキルは必須だなぁ」と思ったからIT系に絞ってた。
それもベンチャーに絞って就活してたね。大企業よりも成長速度・出世が早いし、大企業だったらたとえ自分でなくても代わりはいると思ったからね。
実際にあんちゃさんは、電子書籍の会社へ採用が決まり、入社しました。
ここから、東京を起点にした生活がスタートしたのでした。
・就職を機に上京。"私は東京で消耗していた?"
東京で過ごす初年度、家と会社を往復する日々。
_1年目はどんな生活だったのですか?
【あんちゃ】
とにかく家と会社を往復するだけの日々。確かに会社でのスキルは身に着いたけど、
「自分のライフスタイルはずっとこんな感じなのかなぁ」みたいな疑問を感じて。
_なるほど。では「辞めよう」と思ったのは、2年間徐々に考えが固まってきたのか、
それとも何か事件があってプッツリと来てしまったのか、どちらだったんですか?
【あんちゃ】
徐々にかな。
「30歳になっても同じ生活になる」と思ったら暗い気持ちになってしまって、
ずっとこれでいいのかなっていう疑問が、2年目からジワジワときた感じ。
ーターニングポイントは2年目。会社以外の人々と出会って
こうした1年目の反省から、2年目に入ってからは社外の色々な人と出会うように意識して活動していったそうです。
【あんちゃ】
2年目から外に繋がりを作り始めて、いろんな人と出会うようになったなぁ。
起業している同年代の人もいれば、フリーターしながら自分の活動に打ち込む人、
あと大企業に勤める友達…という感じに会っていった。
あと、この時にブログで収益を上げている人に出会ったのが、ブログを始めたきっかけになったなぁ。
「こんな仕事もあるんだ…」「ブログって楽しそうだなー」って思ったのが大きなきっかけになった。
そうして、たまたま始めたブログが面白くて、
「場所に縛られない働き方」が実現できるかも…!と思えたのがブログだったというわけ。
・成田空港で始めたブログは、みるみる成長。"見切り発車"で退職。
ブログを始めた最初のキッカケはこんな感じだったそうです。
ブログを開設したきっかけは、成田空港で野宿したことでした。
帰省のために朝イチの飛行機に乗るべく、深夜の成田空港へ。(始発の電車だと間に合わないことが、出発前日にわかった)
なぜか待合所の一角に畳が敷いてあったので「ここで寝れるやん!」と思ったのも束の間。隣で寝てたオッチャンが
「グゴォォオオ・・フガッンゴォggg」
広大な大地の地響きのようないびき。
これじゃあ寝れんと思い、ふと前からやってみたかったブログを作ってみよう!と完全に見切り発車で開設に至りました。
_こんなキッカケで始まったブログ。今は下ネタ、ライフハック、生き方をコンセプトに「まじまじぱーてぃー」を運営してますけど、このコンセプトに至ったきっかけってどんなモノでしたか?最初から決まっていたとか……
【あんちゃ】
いや、決まってなかったよ。
最初は真面目なコトばっかり書いていたけど、全然読まれなくって。
そこから方向性の違う記事に変えて、ネタっぽい記事を書いてエントリーしたら、
それが思いのほかウケて。
「あ、私に求められているのは、ただマジメ記事だけじゃないんだなぁ…」
って思ってからゲスっぽい記事も書くようになったかな。
だから、最初から方向性が決まっていたわけじゃないよ。
_あんちゃさんって市場感覚ありますよね。嗅覚というか。
書いていくうちに磨かれていったようですね。
【あんちゃ】
あぁー、そうだね。周りの反応を見ていく中で「何が需要あるかな」って、考えるようにはなったね。
_僕もこの"市場感覚"は迷うところですね。高知に移ったはいいけども、
じゃあ「どうやって関連付けていくか」「希少性あるか」を考えて、
"北海道と高知を関連づける"ようになりましたね。
【あんちゃ】
うん、それでいいと思う。
_そう言っていただけると、もう少し頑張っていけそうです。^^
【あんちゃ】
ふふふ (笑)
その後、批判を糧に一気に成長。PV数、収益化につなげ、「こんなこともできる、これも出来るかも?」と活動の幅を広げました。
時に飛んでくる批判をエネルギーに変えて、どんどんとやることを増やしています。
わたしを批判してくれた人、やりたいことを否定してくれた人、「世の中甘くない」と諭してくれた人、ありがとうございます。
— あんちゃ@ゲスブロガー (@annin_book) 2016年9月16日
みなさまのおかげで「覚えてろよ絶対成功してやるからな」というモチベーションでここまでのし上がってくることができました。
これからもどんどん成功しますね。
_それから「まじまじぱーてぃー」は月30万PVを叩き出すメディアに成長し、新たに「らぶまじぱ」を立ち上がりました。立ち上げたきっかけは?
【あんちゃ】
もう少し「恋愛に特化」させたら面白いかなぁって思って。
で、テーマに特化して書くならメディアを分けた方がいいなと考えて、ワードプレスで作った。
それなら自分だけじゃなくて「いろんな人が書ける」ようになるしね。
_ちなみに「この人の話が面白かったなぁ…強烈だったなぁ」とかありますか?
【あんちゃ】
それぞれ聞いていて、みんな個性的で…強烈だったなぁ。
結局は、どの人の話も面白かった(笑)
_"場所に縛られない働き方"というワードに関連して、
最近は講演やイベントのゲストスピーカーとして呼ばれることも多いですよね。
「こう言うテーマで話してほしい…」と依頼されるんですか?
【あんちゃ】
わたしの場合は結構、自分から提案・企画することが多いかなぁ。
テーマは「20代の働き方」「人生設計」が多め。肩書き・ポジションを活かして、下ネタ系のトークイベントもありました。
同年代で楽しくなさそうに働いている人もいて、
そういう人々に向けて「新しい働き方もできるんじゃないか?」っていうメッセージを伝えられたらいいなと思ってるから、自分で企画してイベントをしているね。
_実際にあんちゃさんへ「勇気づけられた」とか反応は。
【あんちゃ】
実際にイベントでも、ブログのメッセージを読んでも、
「会社を辞める勇気ができました」「転職しました!」ていうメッセージをくれることは多くて、
だから自分が発信したお陰で、決断できる人がいたのは嬉しいって、すごい感じるね。
_自分がした決断が、後ろの人々に広がっていくような感じですかねぇ…
【あんちゃ】
そうそうそう…。
・2,3年後は誰にもわからない。だからこそ…
_最後に今後の展望を聞かせてください。
【あんちゃ】
展望?展望は…
今は特には考えていないなぁ。
今、感じているのは、2、3年後にやりたいことを考えても、その時には状況が変わっているから、そこまで考えても意味がないなと感じた。
だから今、目の前のブログ・メディアの事を一生懸命に取り組むこと、そこから経済的基盤や時間的基盤を作ること。
そこから新しいことに取り組むことができるようにするための努力が、今できることかな…!
_「今は基盤・時間を作る段階だ」ってことですかね。
【あんちゃ】
うん、目の前の事に集中している状態だね。
_ではでは、お時間を割いていただきありがとうございました!僕も頑張ります。
※おまけトーーク、してみました。
ウォーリー → あんちゃに聞いてみたこと。
Q. 今のご実家がある、洞爺湖町はどんな町ですか?
A. 周りは一面、湖と田んぼばっかり。観光客が集まる温泉街とは真逆にあるんだよね(笑)
でも近所の人から野菜をもらったりしていて、のびのびと住みやすい環境かなぁ。
あんちゃ → ウォーリーに聞いてみたこと。
Q.ウォーリーにとって、働くスタイルは何を目指しているの?
A.
「複数の肩書を持つ」ことを目指してます。僕の両親はスキルは持っているけども、場所に留まらざるを得なかったので、僕は「一つの場所にとらわれないような働き方ができたらどんなに素晴らしい」かなぁと思っています。
これから、個人事業主として独立するも、どこかの会社に就くにせよ、組織とはまた別の価値を作り出せることができるように頑張ります!
↑ 「まるも」にて撮影。撮影してくれた友人T君、どうもありがとうございます。
【インタビューを終えて】
あんちゃさんと対談していると、相手の目をよく見ているのが印象的。
"根はマジメ"と自称する彼女は少し寡黙で、相手がどんな人となりなのか分析しているように見えました。
そのあとで、インタビューのコツについても的確で細やかなアドバイスをいただきました。ポイントがまとまっていたなぁ…
意外だったのは、
"将来の展望を設けていない"ことでした。
これは"あえて"なのかも知れませんし、半年で大きく価値観を変化・進化している証左なのかも知れません。
北海道が生んだクソマジメゲスブロガーは、
"二つの仮面を使い分けながら、迷える人々を導く女神"となり得る女性なのだと実感しました。面白い方と出会えてよかったです。
あんちゃさん、インタビュー1回目にご協力くださり、ありがとうございました!
…あと個人的な感想を二つほど。
①インタビューをしてみましたが、話し方や展開のさせ方がまだまだ浅いなぁ。小綺麗にまとまっていますが、実際は質問をするのにもかなり苦労してるんですよ…。
あんちゃ(ウォーリーまだまだだね(キリッ))
と言われている気がした。もっと頑張らねば!
②尊敬するあの人のような、インタビュアーへの道は遠い。雑談の形式で、自然と引き出せるようなインタビューをしたいなぁと強く思えました。
したっけ、また道産子の人々と会えたらまた更新します!
北海道について書いた記事はこちら。