矢野大地さんの住む家「だいちハウス」に初潜入してきたぜよ。
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どうも、片岡です。
だいぶ遅いですが、去る4/30〜5/2に、
高知県本山町にある、古民家「だいちハウス」に初潜入してきました!
※「だいちハウス」並びに家主さん"矢野大地"さんについて
知らない人々のために補足しておくと、
家主:矢野大地さん…
ブログ「自由になったサル」を運営し、イケダハヤトさんのアシスタント(第1号)を務めつつ、古民家「だいちハウス」を運営しています。
京都府出身で、高知大学へ進学。学生時代はNPO法人「底上げ」で東日本大震災の復興、学生有志と共にクラウドファンディングを利用した嶺北地区(大豊町)支援に携わる。卒業後、新卒でフリーランスに。
20代は嶺北地域(高知県北部、土佐町・本山町・大豊町・大川村の4自治体)の支援をめざし、活動する矢野さん。
親しみを込めて「大地さん」と呼ばせていただこう。
学生時代から数えて早3年、嶺北地域に携わってきた大地さん。
彼がこの地域に根ざして、活動する拠点となる家を探し求めた結果、
「思わぬところで、自分の理想に近い家を見つけた」というのが、
このだいちハウスなのです。
スナップと見る、だいちハウスの凄さ
①まず、場所がヤバい
巷ではもう知られていると思いますが、もうだいちハウスの建つところがエラいこっちゃ。景色はこんな感じです。
いいですか。刮目してくださいよ。
じっくりと見てみてくださいよ…。コチラ!
本日は矢野大地さんのお宅(兼ゲストハウス)、だいちハウスから更新です。
— ウォーリーさん@地方のことを書く (@KT_OKey) 2016年5月1日
なんちゅうとこにあるだぁ… pic.twitter.com/BELerrrKCy
高知ヤベェ。
※写真を見る際のポイントを。
・どのルートを辿ってきたか探してみてください
・本山町の中心部はどこか?探ってみると…?
僕の地元・北海道(札幌周辺)だと、"石狩平野"と呼ばれるだけあって、
山合いに家があることすら珍しいので、「こんなところに家があるのか…」と、
ものすごーいショックでしたね。
〜吉野川から北上していくと、そこは天空の郷だった〜
Googleマップで見たらこんな感じ。
Googleマップで検索したら、とんでもない所にあるんですよね…これは秘境と言わずしてなんと言うべきか。 pic.twitter.com/k1mMCBWuaN
— ウォーリーさん@地方のことを書く (@KT_OKey) 2016年5月2日
予想以上に離れてた…()
数値換算すると、
本山町の幹線から6km離れ、車で+15分
(しかも車一台だけ通れる道…)。
だいちハウス、ヤベェ(ボキャ貧)。
…100年も前から住んでいた人とテレパシー交信して、この場所を選んだ理由を知りたいくらいです。
②写真一枚一枚が、切り取った絵のような…
車を降り、いざだいちハウスへ。
すると飛び込んできたのは、ブログを通してしか見たことのなかった部屋の
様相でした。
写真を切り取ったみたいだ…
だいちハウスチャンネルや、ヒビノケイコ×小野美由紀×イケダハヤト対談(限界集落で「創作」を語る)でしか見たことのなかったあの応接間が、目に飛び込んできました。
(そうそう、だいちハウスチャンネルに初出演しました!顔が固いナァ僕…w)
ちゃんと窯もある…。あと、ビール缶と日本酒瓶だらけだw
台所風景も捉えることができました。
※「旅する百姓」のえんたくさん(当時、本山町に移住したばかり)もいらっしゃいました。
③自然の恵みを受けられる環境。
だいちハウスは、周囲の環境を上手く使いつつ、生活の足しにすることができます。
●裏の木々を使って、火を熾す!
コツは「じっくりと酸素を送り込むイメージで息を吹き込むこと」。
筋力トレーニングの"ロングブレス"をする感じに、
「フウ〜〜〜ッッ」と。
裏の木々を間伐して、燃料に使っています。そして火を熾してお風呂を湧かすのに使うのです。
初めて薪割りもできました。斧の当て方や、木の木目によって当てるポイントがあり、もう少し実践してみたいと思いました。
●家裏に生える、ユキノシタ
(揚げて、天婦羅にすると美味しいです)
●湧き水
・庭先の、鶏たち
名古屋コーチンの鶏、6匹とともに生活しています。
そんな彼女ら(?)が産む卵を使った、卵かけご飯(TKG)の美味しさ!
ぜひ一度、「卵ほしいです」とねだってみましょう。
雑感~ボクが感じた、だいちハウスの価値とは~
"縁を紡ぐ”場
この日は東京で地域系の企業に務める方1人と、大地さんの大学時代の後輩1人に、
京都で”田舎留学”といったパッケージを提供する団体PaKTの方々10名がお越しになりました。
お酒を挟みながらたわいもない話をし、実は同郷だった学生と地元の話(いわゆるジモトーク)で懐かしみんだり、
現役学生で「こんな仕事をしていきたい」や、
代表格の方々で「(教育等の)この分野で、こんな未来作りに携わる」といった核心に触れるなどすることができました。
なかなか行くことができない場所にあるという希少性が、人々を惹き付けるのだなぁと実感した3日間でした。
生きていくうえで”引き算”をする場
だいちハウスに滞在すると、なにか俗世から離れたような気になります。
「達観する」とでも言うのだろうか。
夜8時ごろに山下を眺めてみると、わずかに本山町の中心部の光が見えるくらい。
「こんな場所でも生きてはいけるのだ」と気付くことができます。
同時に、生きていくうえで余分なモノについても考えることができます。
「カバン一杯の荷物もあったら持ち運ぶの大変だな。服ってそんな必要でもないな。Tシャツこれとこれと、上着良いものコレと、靴は悪路でもイケル、丈夫なコレと…
最低限、こんなものがあれば移動にも苦労しないな!…」
と自分にとって取捨選択するキッカケにもできるの「"欲しいもの”、”最低限必要なモノ、”自分の大事な価値観""を再確認できる場」ではないでしょうか。そんなキッカケになりうる場だと実感しました。
あとがき
僕が尊敬する坂爪圭吾さんの文筆。これを思い出しました。
人間、やろうと思えばここまで出来るのか…ということに気付かされます。底力とでも言うのでしょうか。
100年前にここ標高800m(?)に家を建てたあの家主さんは、どんな思いでいたのだろうか。
そんなことに思いを馳せているとき、
「インベスターZ」の「人の人生に大した価値などないッ!」という言葉を思いだした。
その言葉を肯定的に捉えて、開き直って「自分だって100年前の人々みたく開き直ればできるはずだ」と感じられる。
先人たちの創る力に感銘を受け、だいちハウスで頂いたエネルギーを糧に、
「原点を辿る」ことをプリンシプルに文筆を、モノゴトを作っていくことを決心した次第です。
そんなエネルギーを得るために、行ってみてはいかがでしょうか。
大地さんもだいちハウスも、意志ある色んな人々をお待ちしてますよ^^