あなたの「マンネリ化した文章」を面白くするには?3つのヒントを提示しよう。
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「最近、文章が淡々とした感じで書いてておもしろくないなぁ…」
と悩んでいる方に贈ります。
そんな状態に陥っているのは、
「マインドセットが上手くできてない」だけなんです。
文章を書く時にちょっと思い出してみてください。
ちょっとした心がけで文章が単調にならず、書くリズムが戻るものなので!
①一文の語尾を、多彩にする。
基本的に、(特に)丁寧口調で文章を書いていると
・です、ます 調で落ち着くと思います。
ただ、淡々と情報をまとめるように書くと、
「このメリットは〜です。だから〜なのです。続いてはーです。」
のように丁寧口調の連射になりがちですよね。
忘れてしまいがちですが、
そんなマンネリ化を防ぐ、と言うより一文の締め方はまだまだ他にあることを思い出してみてください。
・「言い切り」(文語体)で、一文を終える。
(ーだと思う。なぜなら~だからです。)
・「体言止め」
(~という材料。)
・現在形、過去形を織り交ぜる
(この材料は~でした。 ということで、ーなのです。)
②抽象語を使わない。
抽象語は便利です。ニュアンスを読者に感じさせられるのですから。
しかし、抽象語は文章に対するボヤカシです。
「"程度"がわかりづらくてモヤモヤするー!…」と読者が思いやすくなり、
疑問点として頭に残ってしまうので スパッ と言ってしまいましょう!
例えば、
「抽象語は文章に対するボヤカシ”だと(なんとなく)思うのです”」
と表現すると、途端に主張が弱くなると思いませんか?
(自分で確信できず ”?” と書く…これもボヤカシですな)
まとめてみると、
・「~だと思う」(主張を濁す、断定しない言葉)
・「ちょっと」「ある程度」「なんとなく」「思いのほか」「ヤバい」といった、 ぼやけた形容詞・副詞 (微妙なニュアンスの表現)
特にオピニオン(主張記事)では、ボヤカシは意志薄弱の表れなので、
スパッと言い切ってしまいましょう。
ペンは剣より強し。故に、言葉は最大の武器となりうるのですから。
③形容詞を、具体的に表現してみる
一つ例にとって言えば、「美味しい」という形容詞。
もっと細分化すると、
・甘い
・酸っぱい
・香り華やか
・森を感じさせるような
・「コクがあって」スパイスの味に深みが出る
…などなど、たくさんの形容詞があるのです。
もっと言えば、「コクがある」という表現を掘り下げて、
・コクがあるとはどういうことだろうか?
・何の成分が働きかけて、そう言えるのだろうか?
・酸っぱいこと?塩っ気があること?それとも…
というように、
言葉をどんどん分解し、自分なりに噛み砕くと表現に拡がりが出てきます。
書き方の本はこれがオススメだ!
①武器としての書く技術 著:イケダハヤト
ブログライターの世界では紹介され尽くしている(?)名著。
書くことへの動機付けをしてくれ、文章を分かりやすく鋭くするためのエッセンスはこの一冊から始まる。
"書くことに関して、新時代に求められる力は4つあります。まずは「スピード感」です。…(中略)…2つ目に「コピー力」です。……3つ目に「引きつけておく力」です。……
……つまり、読んだ人が誰かに薦めたくような文章です。もしくは、反感を持って意見したくなったり、賛同してコメントしたくなる。そういう文章を書く必要があります。
何の感情も引き起こさないような、他の誰にも話したくならないような文章はこの世に生まれた意味がない、と言っても言い過ぎではないでしょう。"
P14 「新時代の文章術に必要な4つの力」 の欄より引用
書くことに勇気と、フロンティア精神が芽生える素晴らしい一冊です。
どうかよろしくお願いします(-_-)
②新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング 著:唐木 元
書き方入門の本は①とまとめて、この二冊で充分ではないでしょうか。
こちらは「完読されるための文章術」とゴールが設定されたうえで、
77個のチェック欄に細分化された丁寧かつエッセンスがまとまった素晴らしい一冊です。
~CHAPTER 1~ 02 目標の設定 「完食される文章、完食されるラーメン」より
"……あるラーメン、評判も知らずにフラリと入った店で出てきたラーメンが目の前にあるとして、あなたはどんな時、食べきれず残してしまいますか?
1周目「多すぎる」「伸びてる」…2周目「虫が入っている」…3周目「味が濃すぎ」「逆に味がしない」……
ところでここは文章力の教室です。順に言い換えればつまりこういうことでしょう。「文章が長すぎる」「タイムリーな話題じゃない」「リズムが悪くてつっかえる」。続いて「事実誤認がある」「誤字や用語の不統一がある」「繰り返しばかりで飽きる」3周目は「求めていない内容」「主語が強すぎる」「得られるものがない」。
したがってこれらの逆をいけば、完食されるラーメン、
すなわち完読される文章に近づいていくことができそうです。"
77個のエッセンスを会得する。
これで「完食される文章」のレシピが完成します!
③「文は一行目から書かなくていい」
…文章を書いていて「どうもマンネリ化してるな?不調だなぁ」って時に読みたいオススメ。芥川賞を受賞した藤原さんのこんな経験から生まれた一冊です。
“…「どうしたら文章がうまくなるか?」「作家ならではの文章術は?」という質問をうけました。ふつうの会社員や作家志望の人たちです。
…しかしそういえば、じっくり腰を落ち着けて、文章術や書く方法を系統立てて考えたことがなかった、と思いあたりました。それがきっかけでこの本ができあがったのです。”
目次を見てみましょう。これだけでも書くためのヒントが溢れています。
第1章 あなたは9歳の作文力を忘れている
第2章 プロ作家の文章テクニック
第3章 名文の条件は何か
第4章 日常生活で文章力を磨く
第5章 検索、コピペ時代の文章術
第6章 書くために「考える」ということ
あなたのアイデアに足し算・引き算をして、書くメリハリを取り戻すヒントにぜひとも。Kindle Unlimited でサッと読めます。
あとは、④沈黙のWebライティングも。こちらはボリュームあるのでガッツリ取り組みたい人向けかな。
キーワードの盛込み方、他サイトのページと差別化するには?
を思い出すには素晴らしい一冊です。(セールは見逃さないようチェック!)
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